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会社コラム

災害に強い家づくり ② ~構造・間取り~

こんにちは。サードブレインです。



今回は、災害に強い家の構造と間取りについて、ご紹介します。



木造・鉄骨造・鉄筋コンクリート造(RC造)など建築構造の種類や、基礎・柱・壁・屋根などがどのように造られているか、さらに建物の高さや形によっても、災害に対する強さがかわってきます。



当然、木造よりも鉄筋コンクリート造(RC造)などの方が耐震性は高くなりますが、鉄筋コンクリート造の一戸建ては非常に高額になり、一般的ではありません。



木造の場合は、屋根はスレートなどの軽いもの、壁は柱+面材(合板など)で造られた方が、揺れに強いです。形状は、凹凸のない正方形に近い形の方が、揺れによるねじれに強いとされています。



建物の構造や形状による耐震性をわかりやすくしたものが、“耐震等級”です。1~3まであり、建築基準法の耐震基準と同等の強度(震度6強~7で倒壊しない)を1とし、その1.25倍の強度(主に学校や病院など)を21.5倍の強度(主に消防署や警察署などの防災拠点)を3としています。



耐震等級1は、地震から命を守るための最低基準なので、復旧にかかる時間やコスト・地震後の生活を考えると、耐震等級2以上が望ましいでしょう。



大きな吹き抜けや柱・壁のない大空間は、やや心配です。もちろん、しっかりと計算されて安心できる設計だとは思いますが、耐震性を最も優先するなら、壁がバランスよく配置された間取りの方が好ましいです。また、地震の際は、冷蔵庫や食器棚が倒れたり中身が散乱したりして、避難経路をふさいでしまう恐れもあるので、家具や家電の配置に注意しましょう。



水害に強い家は、浸水しにくい構造の家です。浸水には“床上浸水”“床下浸水”があります。床上浸水した場合は、床や壁の貼り替え・断熱材の交換・室内の消毒などが必要になり、床下浸水と比べると復旧期間も費用も桁外れに大きくなるので、床上浸水しにくい構造を優先して検討することをおすすめします。



床上浸水を防ぐには、床を高くするというシンプルな対策をとります。敷地全体をかさ上げする方法と、建物の基礎を高くする方法がありますが、道路から建物への階段が必要になることもあり、費用についても少し高くなります。



道路より低い位置につくる半地下のガレージ(車庫)は、豪雨時に水が流れ込みやすくなかなか水が引かないので、水害対策の点から考えるとおすすめできません。



水害に対応する間取りのポイントは、“1階が浸水した場合に、2階でも通常に近い生活ができるかどうか”です。キッチンやリビングなどの生活スペースを2階に設けると、1階が浸水してしまっても、何日かはとりあえずの生活はできるでしょう。



また、電気系統が水に浸かると、電気が使えなくなるだけでなく、漏電火災にもつながりますので、コンセントやエアコンの室外機などはできるだけ高い位置に設置しましょう。ブレーカーを1階と2階に設置して、電気系統を分けておくのも有効です。



間取りは、災害後の生活に影響します。水道・電気・ガスなどのライフラインや、食糧の供給が長期間止まることを想定して、検討しましょう。



次回は、災害対策に役立つ住宅設備について、ご紹介いたします。



弊社では、お客様の様々なご相談に応じて、より良いご提案をさせていただいております。空き家や空き地の査定・家や土地の売却に関するご相談・土地活用に関するご相談なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。




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