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会社コラム

今、“古民家”が熱い!~その③“古民家”のデメリット~

こんにちは。サードブレインです。


古民家についてご紹介していますが、家だけではなく古着や骨董品も、古ければ古いほど、状態が良ければ良いほど、貴重なものとされています。


アンティークショップやヴィンテージ品といった言葉もよく聞きますね。この“アンティーク”と“ヴィンテージ”の違い、ご存知でしょうか?


“アンティーク”とは、フランス語で骨董品・古美術品・年代物の古い家具などのことで、100年以上前に作られ、美術品として収集価値のあるものを指します。


一方“ヴィンテージ”は、もともとワイン用語で“収穫年”のことです。当たり年につくられた高級ワインをヴィンテージワインと呼ぶように、他にもギターやジーンズなどの、希少価値が高いもの・名品・特定の逸品で、製造から20~30年以上・100年未満のもの、その中でも時を経ることで価値が高くなったもののことを指します。


ちなみに“レトロ”という言葉もありますが、こちらは“昔の懐かしい素敵なもの”といったニュアンスで使われます。


弊社のある福山市大黒町は、赤レンガ通りにレトロな外観の建物が並んでおり、明治・大正ロマンの世界を味わうことができます。明治鹿鳴館調とも呼ばれ、日が暮れると素敵なデザインの街灯が明るく灯ります。お近くへお越しの際は、ぜひ街並みをお楽しみください。



さて、間取りが広い・比較的安い・夏場は涼しい・固定資産税が安い・耐久性が高いうえに、趣がありスローライフが楽しめる古民家ですが、多少のデメリットもあります。今回は、古民家のデメリットと対策について、ご紹介したいと思います。



①耐震性に対しての不安
日本は地震が多い国で、近年でもいくつか大地震が起きています。住宅も耐震性が求められており、1981年に旧耐震基準が改正されて、現在の耐震基準になりました。そのため、1981年以前に建てられている古民家は、現在の耐震基準を満たしておらず、新しい耐震基準で建てられた住宅よりも耐震性は劣ります。


万が一に起こる大地震の時に、倒壊するかもしれないというリスクがありますが、リフォームで耐震補強をすることができるので、購入やリフォームの際はご検討いただければと思います。


②火災の心配
古民家は伝統構法で建てられているので、ほとんど木材でできています。そのため、火災に非常に弱い点がデメリットとして挙げられます。


一般的な古民家は、部屋が広い物件が多いため、火事に気付いた時にはすでにかなりの範囲に延焼しているケースが考えられます。さらに、茅葺屋根で建てられていると燃えやすいので、ほぼ全焼してしまう可能性もあります。

火災報知器や消火器の設置など、火災に対してしっかり備えておきましょう。


③冬場は寒い
メリットとして、夏は涼しくて過ごしやすい点を挙げましたが、その反面、冬は寒いというデメリットとなってしまいます。室内を暖めても、密閉性が弱いため冷たいすきま風が入ってきます。


天井に断熱材を入れる・窓に断熱シートを貼る・厚めのカーテンをかける・暖かい服装をする・・・など、工夫して乗り切りましょう。


④虫が多い
古民家は、基本的に網戸がついていない物件が多いです。田舎に建っていることが多いので、周囲に虫が多く、家の中にも入ってきます。


蚊や蜂はもちろん、注意しなければいけないのはシロアリです。木造なのでシロアリが好み、家が傷む危険があります。防蟻処理(シロアリが近寄らない)がされていない物件がほとんどなので、一度シロアリ駆除や防蟻処理をされた方が良いかと思います。


虫も多いですが、イノシシやタヌキ・ヘビやネズミなどもよく出てくるので、慣れるまでビックリしそうですね。農作物にも影響がでるので、畑などを作られる方は対策が必要です。



⑤防犯面が不安
古民家は窓が多く、比較的出入りがしやすいことから、防犯面に不安があります。周りには住宅が密集しておらず、鍵をかけなくても大丈夫だろうと油断しがちなので、注意が必要です。


モニター付きインターホン・センサーライト・ホームセキュリティ等、後から導入することも可能なので、ご検討されてみてはいかがでしょうか。



古民家は、立地も設備も現代住宅のような便利さはありませんが、ゆったりと心地よく生活を楽しむにはおすすめです。古民家の良さを生かしつつ、リフォームやメンテナンスをしながら大切に住み続ければ、より味わい深い素敵な住まいになっていくでしょう。



弊社では、お客様の様々なご相談に応じて、より良いご提案をさせていただいております。空き家や空き地の査定・家や土地の売却に関するご相談・土地活用に関するご相談なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。



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