こんにちは。サードブレインです。
前回に引き続き、売れにくい土地の特徴をご紹介します。
④いびつな形の土地
整形地(正方形や長方形)で道路との接地部分が広い土地は、高値で売れますが、逆に三角形や台形など形がいびつで、道路に面する部分が狭く、道路から奥まった場所にある土地は、売れにくく価格も安く設定されがちです。
特に、“旗竿地(はたざおち)”と呼ばれる、出入り口部分が細長くてその奥にまとまった敷地がある旗のような形の土地は、活用しにくく資産価値が低くなります。土地の間口が狭いので、車の出し入れがしにくく、消防車などの緊急車両が入りにくいことも安値がつく理由のひとつです。
⑤周辺に心理的瑕疵の要因となる施設がある
土地の評価を下げるポイントとして、周辺に人が好まないような建物や場所があるという点も挙げられます。
具体的には、墓地・火葬場・事件現場や事故現場・暴力団の事務所などであり、これらの近くの土地は、多くの人に敬遠されがちなので、非常に売れにくくなります。
⑥土地の権利や相続が複雑
例えば、1つの土地を兄弟3人が相続したケースをみてみましょう。
土地に対する権利をそれぞれが3分の1ずつ持っている状態のため、1人が自分の持ち分の権利を売ろうとしても、他の2人の同意がなければ売却できません。
たとえ、同意があり売却できたとしても、その土地の購入者は3分の1の権利しかなく、土地を自由に使えません。土地の所有者が3人いるということなので、その土地で何をするにしても、他の二人の同意が必要になります。
こんな面倒な土地を好んで購入する人は、まずいないでしょう。売れにくいというよりは、権利関係や相続の問題をクリアにしないと売却できない土地ですね。
このように、様々な条件で土地の価格は左右されます。相続などで、高値がつくような土地を手に入れたのならいいのですが、売れにくい条件のついた土地を所有する可能性もあります。
次回は、売れにくい土地を売るコツについて、ご紹介したいと思います。
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