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会社コラム

建物も夏バテする? 暑さが建物に与えるダメージとは?

こんにちは。サードブレインです。



今年も体温を超えるような暑さが続き、記録的な猛暑でしたね。また、雨が断続的に降った地域もあり、こちらも記録的な豪雨となって、土砂災害などの被害も多く出ました。



まだ暑さは残っていますが、朝晩は少しずつ秋へ近づいているように感じます。季節の変わり目は体調を崩しやすくなりますので、冷たいものの摂りすぎや暴飲暴食を避け、しっかり栄養と睡眠をとって、元気に過ごしましょう。



さて、夏の湿気と暑さのダブルパンチは体に負担がかかり、夏バテや秋バテといった形であらわれます。皆様も、強い日差し・湿気を含んだ暑さ・エアコンなどで、体がだるくなったり食欲がなくなったりした経験があるかと思います。



実は、この日差し・暑さ・エアコンによって、建物も確実にダメージを受けているのです。これは、体にかかるダメージと同じように、夏の終わりや秋になってから徐々に被害が見えるようになり、毎年気づかないうちに劣化が進んでいきます。



・・・というわけで今回は、梅雨から夏に蓄積された建物のダメージについて、ご紹介したいと思います。



ズバリ、建物にかかるダメージは、建物内の水分が大きく関係します。



梅雨の湿気・夏の高温多湿の気候・加えてエアコンを使っておこる室内外の気温差による結露などにより、建物は湿気の被害を受け続けているのです。



過剰な水分が建物内にたまってしまうと、壁やエアコン周りにカビが生えてしまいます。壁の表面にカビが生えているということは、壁の中はより深刻な状態になっていると言えるでしょう。



高温多湿な気候は菌や虫の増殖も進み、食べ物が傷むのと同じように、建物はもちろん家具・洋服も傷んで、カビ・シロアリなどの発生の危険が高まります。



ここで一つ、疑問が出てきます。木造の建物ならば、湿気によって傷んだりカビが生えたりするのは、想像がつきますね。湿気を含みやすいため、少しずつ朽ちていきます。では、コンクリート造ならどうでしょうか?



一見、コンクリート造は隙間がなく、水分や空気を通さないように見えますが、実はコンクリートの中には、毛細管というごく小さな隙間がいくつもあります。この毛細管は表面にもつながっているので、ここから水分や湿気を含んだ空気が内部へ入り込むのです。



コンクリ―ト内部の湿気は結露(水)になり、蓄積されます。そのままにしておくと、コンクリートから水酸化カルシウムが溶けだしてしまうことも多く、コンクリートの強度が弱くなってしまいます。



また、鉄筋が入っている場合は、内部に水分が入ることにより、錆びて膨張してしまいます。そうなると、コンクリートを壊してしまう要因となります。



このように、建物は少しずつダメージを受けて、夏を越すたびに劣化が蓄積されてしまうのです。多少の経年劣化は仕方ありませんが、少しでも劣化を防ぐ方法や、劣化の速度を遅らせる方法はないのでしょうか。



次回は、湿気によって建物に蓄積されていくダメージの対処法について、ご紹介したいと思います。




弊社では、お客様の様々なご相談に応じて、より良いご提案をさせていただいております。空き家や空き地の査定・家や土地の売却に関するご相談・土地活用に関するご相談なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。




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