こんにちは。サードブレインです。
3回にわたって、“災害に強い家”についてご紹介してきました。しかし、実際に家を建てる際には、災害対策だけを優先するわけにはいきませんし、予算の制限もあります。
そこで、災害対策を検討する際の優先順位について、考えてみましょう。
先日もご紹介しましたとおり、“災害に強い家”の条件は立地・構造・間取り・設備に分けられますが、家を建てる際は“後から変えられないもの”や“変更に多額の費用がかかるもの”を優先的に検討します。具体的には、立地・構造・太陽光発電・エコキュートなどです。
立地については、何度も繰り返しご紹介しているハザードマップを確認し、地域の災害リスクや避難経路などと合わせて、自治体が行っている災害対策について知ることが重要です。自治体ごとに、河川に近い地域では堤防の整備・排水処理能力の向上、山間部では土砂災害を防ぐための砂防工事などが行われ、災害対策が強化されています。
リスクだけに目を向けるのではなく、どのような対策がとられているかを知ることで、住まい選びの選択肢が広がり、安心感にもつながります。
他にも、“災害時だけでなく日常生活にも有効活用できるもの”を優先するという考え方もあります。
シャッター(雨戸)は防犯にも役立ちますし、太陽光発電やエコキュートは光熱費の節約にもなります。パントリー(備蓄庫)も、日常の収納ペースとして便利に使えます。予算を考えると、災害時だけでなく、日々の生活にも活用できる設備を優先的に導入することをおすすめします。
住まい選びでは、地域・周辺の環境・間取り・デザイン・価格など、様々な観点から物件を比較・検討して、希望に合った物件にたどり着きます。その選ぶ基準に“防災”という観念をプラスして、バランスよく判断し、より安心で快適な物件を選ぶようにしましょう。
災害が頻繁に発生する今、災害対策はますます重要になっています。不動産・設計・建築のプロとしっかり検討し、安心安全な住まいづくりをしましょう。
弊社では、お客様の様々なご相談に応じて、より良いご提案をさせていただいております。空き家や空き地の査定・家や土地の売却に関するご相談・土地活用に関するご相談なども承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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